地方分権で生き残れる地域?

伊賀地方に発展あれ

1999年01月15日

by TECNOさん

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−−−−−地方分権により−−−−−

地方分権が徐々に進む中で、無関心でおられないのがその分権でこの伊賀地方に何をもたらすか−−−と言うことで、私個人の意見ですが

地方分権には賛成です、しかしながら国から地方への権限移譲、これと共に地方の責任が多いに問われる時代になるのですから、この責任とこれからの21世紀の課題である所の少子高齢化社会とを合わせて考えれば、国民一人一人がいかに事の重大さを認識しなければならないか又自覚を持たなければならないかを当然考えるべきと思います。20世紀は量(ハ−ド)の時代、21世紀は質(ソフト)の時代と捉えれば、今までの様な手法では通用しない世の中になると思われます。例えば、行政部門で言えば、今までは役人の考えで事が運ばれて来ましたが、これから21世紀の時代は官民あげての知恵と創意工夫で事に対処しそれを確実に実のらすと言った具合です。

さて、この地方分権により、はたして三重県政がこの伊賀地方を今迄以上に目を向けてくれるか?それとも今迄通りか?これについては、現在の中央(首都圏)と中央から遠く離れた地方との関係がそのまま当てはまるものと容易に想像できます。

−−つまり人口の集中している地域、又税収益の高い地域程その恩恵を受けやすくまたこれが公共事業の配分にも大きく影響し便利な所はより便利になり、そしてこれから先、少子化傾向にある日本国土において、若者人口の取り合いと福祉施設の充実さによる人口の取り合いが全国の自治体および各市町村において如実に現れてくるものと考えられる。

これは伊賀地方において今は企業が進出し人口も増えているかの様に思えるのですが今の三重県の政策ではどうしても偏っているとしか思えません。

地方分権が進む中で近畿と中部の中間にあるこの伊賀地方の位置からしてまたまた中途半端な発展しか望めないのでは?−−と言う心配からすれば増えているかのように見える伊賀地方の企業、人口、税収等も先行きの不透明さを感じます。そうなれば以下に記す将来像が見えてきます。

自分達の大切な子供や孫またその子供が都会や魅力のある地域へ移り住む
(大学や高等教育施設の少なさによる他府県や他市町村への進学によるきっかけ等による)

定着しつつある企業も将来の若者の労働人口不足による他府県、他市町村への移転
(将来の伊賀地域が若者にとって魅力ある地域になりえているかによる)

若者人口が少なくなれば、当然考えられることは避けて通れない老齢化社会への対応不足、税収不足によるサ−ビスの低下及び伊賀7市町村の財政破担?そして財政再建による伊賀地域の魅力低減これにより加速的に人口の減少 こういった悪循環が予想されるのですが、心配のし過ぎでしょうか?

−−−−伊賀地方が生き残るために−−−−−

昨年1/16に新聞の発表でこの伊賀地方が首都機能移転候補地に選ばれたのを記憶されているかと思います。首都機能の移転が伊賀地方へ決定すれば先に延べた心配を払拭できる伊賀に住む人々にとっては絶好のチャンスだと思うのですが、皆さんはどう思われているのでしょうか?

人口や経済は流動的なものですこれをもって天秤にかけ日本の中心を決定つけるのはどうかと思いますし東京から300KM以内とした”ものさし”ここでも東京中心でこの”ものさし”の定義がもう1つ分かり難いと感じます 。

でも一応この伊賀地域が候補として残っているのは事実ですから喜んでいいと思います。何せこの伊賀の地は純粋に日本の中心ですから、つまり、北は北海道、南は沖縄またまた日本海と太平洋の中間に位置している所ですからして経済や人口などを考慮した”こじ付けの日本の中心”ではなく純粋に流動的でなく余程の地殻変動が無い限りこの伊賀地域は不動的、固定的な”日本国土の中心”を成し得る地域だからです。

日本国土の中心に首都機能(国会や官庁舎など)を移転すると言うことは、日本の端から端まで国民にとっては公平で平等で差別の無いものとなり日本の21世紀への国民に対しての姿勢であり本来の姿を示すものだと思います。

−−−−伊賀地方のために!21世紀の日本のために!−−−−−

候補地最終決定は今年の秋です。あなた任せの政策でなく自分達の子供たちの為にも今の私たちが県の政策、国の政策を強い意識でもって監視し、国や県に意志表示しようではありませんか!

...首都機能移転を畿央地域へと...


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