畿央地域への首都機能移転の必然性

(東京との比較考量)

by TECNOさん

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東京都、石原都知事の首都機能移転問題について”江戸以来の歴史、文化への冒涜”と発言の姿勢に変化がないままに、いざ比較考量の段階となるとボタンの掛け違いと言うか、話が平行線のままに終わると言うか、これでは結論を見出せないままに終わってしまうのは必至です。

又、これを(経済首都 東京)無視して移転を断行ということになればもしかすると東京都、都知事はそれなりの手段を執るかも知れません。例えば裁判など(有効か無効かは知り得ませんが、移転差し止め請求なるもの)を絡め結果が出るまで(ほぼ今日の日本の裁判の実態では)相当、長期的なものとなるのは目にみえています。

そうなると首都機能移転問題は白紙撤回、出直し、凍結と言った代物と成り下がりこれが長期になれば成る程次第に多少なりともあった国民の首都機能移転の関心は薄らいでいくのも、これも目に見えてきます。そうなると今日までの移転計画そのものが、ヘタすれば無駄なものとなりかねません。

首都機能移転の3大意義の内外に...−率先した先手の危機管理を視野においた首都機能移転計画−21世紀(新世紀)の日本の顔として−21世紀への夢のバトンタッチ(橋渡し)などの期待も込められていると思います。

この計画がもし頓挫したとなれば日本の行く末を暗示したものとなり世界がグロ−バル化、ボ−ダレス化する中で世界が日本を見る目は、国内の事もカジ取り出来ない所でもって、世界のカジ取りなんぞ任せられない。...と海外からの信用を失う事にもなりかねません。

これは将来の日本の国益にも大きく影響し、今日まで向いていた所の世界経済の流れが、先の信用を失う事で自ずとアジアの大陸の方へと向いて行くのではないか?...と言う危惧を抱かざるを得ないものがあります。

そんな中でも自然災害(地震、火山の噴火、津波など)は突然、容赦なく襲ってきます。

今のまま東京に国政と経済が同一地域にあった場合に、ここに大地震がくれば同時被災は免れない事ですし、その被害は東京だけでは収まりません。日本国全体に国政、経済とも大きく悪影響を及ぼします。バブル崩壊から10年以上続くこの不景気、ようやく明るい兆しが見えてきそうな現況において、先の国政と経済が同時被災を受けたならば相乗的にその悪影響は日本全国民に大きく、重くのしかかり、それは終戦直後の日本の状況よりケタ違いなものとなるに違いありません。

−そうならないためにも、是が非とも首都機能移転計画は早急に推進すべきで、東京との比較考量に於いては何としてでも東京の納得できる移転地の選定で結論を出して頂きたい!..と思います。

−東京都を代表して発言されている所の石原都知事の”江戸以来の歴史、文化への冒涜”これについて、私が思うに知事は...

”単に箱物を造って移転し、そこで国の政を行うことなんてナンセンス!”

”軽々しくあっちへ、こっちへと移すような、そんなものではない!”

”政は大切な国民を守り、国を繁栄させる上で大事な舵取りの役目を

持ち、世界に通用する顔でなくてはならない!と言う重いものである。”

”もっと歴史や文化を大切にしなくてはならない”

−−−と言った意味を示唆されているのではないでしょうか?

−−−そう捉えれば、歴史と文化を大切にされている石原都知事(東京都)なればこそ、”さしずめココの地域ならば”と言わせしめるのが、「歴史と文化を前面に於いて、地震は小さく、少なく、火山の噴火は全く有り得ない、津波など来ようも無い、そして土地の確保は全くもって問題の無い」この畿央地域であると考えれます。

東京との比較考量を考えた場合、上記の理由にて畿央地域への首都機能移転の必然性が見えてくるのではないかなと思います。


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