畿央地域への首都機能移転の必然性

(自然環境への負担を比較検討)

by TECNOさん

ホーム > 畿央への提言 >

近年、”地球環境、自然環境”などのキ−ワ−ドを背に負って唯一太陽系の青い星である所の「宇宙船地球号」を守ろうとする運動が全世界中で繰り広げられてきています。「宇宙船地球号」は何も人類だけのものではありません。地球上の全ての生き物の大切な財産であり、生きていくための欠かせない舞台でもあります。本当に大切にしたいものなのです。したがって首都機能移転問題にもこの”環境”と言うテ−マは避けて通れないものである。−−と思います。そんな中、[首都機能移転の広場]への記事の投稿にも環境をテ−マにしたものが目立つようになってきました。−−これはとても良い事だと思っています。

さて、投稿_212 「思うに(東京との比較考量)」に於いて、”首都機能移転は是が非とも早急に推進すべき”だと主張してきました。そして首都機能移転を実施すれば、これも避けて通れない”自然環境の破壊”と言うテ−マが新たに加わることとなるのが想像できます。

これらは融合し得ないものかも知れません。しかしながらどちらも必要となると頭の痛い所です。(一つ選べばもう片方を犠牲にしなければならないと言う苦渋の選択をしなければなりません。)

首都機能の移転により自然を大規模に破壊し、その上に”日本の顔”をつくるなんてことは、世界中の笑い者にもなりかねません。逆に世界から”やはり日本は地球温暖化、自然保護を真剣に取り組み実施している!””日本は自国の事だけを考えていない。地球規模でものを考え、実行している!”などと言ってもらいたいものです。

ここで宇宙から観た自然を日本列島の衛星画像で検討していくと、首都機能移転の候補地である所の北東地域並びに東海地域は見事なまでに自然豊富な緑色として映し出されています。これに対し畿央地域はやや緑が少なく映り出されています。機会があったら観て下さい(一目瞭然です。)...<天気予報などの日本列島のC.G等参考になります。>

「自然環境への負荷」は緑の多さで比べれば(面積など)北東地域や東海地域に比べれば少ないのですから、当然「その負荷」も少ない。....と言う事になる訳である。

この画像と自然保護と首都機能の移転を考えあわせれば、今現存の自然を破壊するこなく首都機能を移転しようとするならば、畿央地域がうってつけではないでしょうか?

他と比べ自然(緑)が不足しているこの畿央地域に首都機能の移転計画と共に緑化計画を立て人の知恵と工夫そして努力で造った「自然と調和した新しい都市づくり」を創造すればいいと思います。そして畿央地域にはすでにある(計画を含む)近畿の国立図書館、迎賓館、学研都市などや名古屋周辺の施設をリンクし有効利用すればいいのであって、これから一から自然を破壊しもっての開発計画ではないので「自然環境にやさしい」「地球にやさしい」首都機能の移転になるのではないでしょうか?

「自然環境への負荷」が少ない上に地球に優しい「緑化計画」でもって自然と共存しようとする2重の効果を狙えるのが畿央地域なのです。

つまり現存の自然を破壊して新都市を造るのではなく、自然を復元しもって新都市を造る。(地球の為に自然を取り戻すことは、誰も反対はしないのではないか?)この移転計画と緑化計画を並行して出来得るのは、(この条件(素地)を持つのは)北東地域並びに東海地域の二候補地より畿央地域が最適であると考えられます。

「自然環境への負担」を考えた場合、北東地域並びに東海地域と畿央地域を比較すれば、上記の理由にて畿央地域への首都機能移転の必然性が見えてくるのではないかなと思います。


畿央への提言に戻る