首都機能移転に関する公開質問状への回答

三重議会議員候補・元名張市議会議員

和田 真由美 氏

1999年04月10日

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  1. 首都機能移転に賛成ですか、反対ですか。その賛否と理由をお聞かせください。

反対です。第一に移転推進の論拠が崩れてきています。まず、一番強調されていた「首都機能移転を国政全般の改革の起爆剤にする」と主張は、移転先で早くても初めての国会が2014年開会と想定しているのもかかわらず、政府が「行革」の柱とする中央省庁再編が2001年に終わるとされていることです。また、「東京一極集中による過密を解消する」という議論も、東京都が「東京から60万人が移っても通勤電車の混雑率は194%から192%になるだけ」と反論、さらに、「東京が地震の危険地帯だから」という主張も、3200万人の首都圏住民の安全確保より、公務員や国会議員だけが脱出するというものです。このように論拠が崩れているにもかかわらず推進計画を見直さない「はじめに移転ありき」の姿が明らかになっています。第二に国民が主人公の立場で、首都とはどうあるべきかの議論がないことです。国民主権、議会制民主主義の立場から言うと、主権者である国民の意見、生の声がもっとも反映できる大都会に首都をおくべきです。国民のいないところに人工的な都市をつくれば、国会を国民から遠ざけるだけです。第三に、膨大な経費がかかります。かかる費用は14兆円とも20兆円とも言われています。国と地方の財政危機を、この首都機能移転がさらに加速させることは明らかですし、国民が深刻な不況に苦しむいま、この「壮大なムダ」遣いに、きっぱりと終止符を打つべきです。

  1. では、畿央地域への首都機能移転に賛成ですか、反対ですか。その賛否と理由をお聞かせください。

1、の理由で反対です。

  1. 畿央地域への誘致はできるでしょうか。できるとお考えの方も、反対の方も、その理由も合わせてお聞かせください。

誘致ができるかどうかよりも、移転が本当に必要かどうか検討する。

  1. 賛成の方にお聞きします。
    畿央地域への誘致を実現するためには、どのように進めていったらよいのでしょうか。これまでのあなた自身の活動実績と、今後のあなた自身の活動方針を具体的にお聞かせください。

  (無回答)

  1. 首都機能移転先の候補地に私達の地域が選ばれています。地域住民として私達はどう対応したらよいのでしょうか。

国民主権の立場で、移転が本当に必要かどうかの議論をすべきです。

  1. 移転先の新都市の街づくりについて、あなたの考えを、できるだけ具体的にお聞かせください。

  (無回答)

  1. その他、首都機能移転問題について、字数は無制限ですので、何でもお書きください。

基本的には、1、の回答のとおりです。


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